建設業界では、公共工事の総合評価方式の導入により、工事評価点を向上させることが重要になっています。
工事評価点を向上させるアイデアの提案は、私たちにお任せください。
微生物を活用した浄水研究を行う長岡技術科学大学と、再生可能エネルギーのリーディングカンパニーを目指す東京電力の共同開発による浄水システム「ウォーターチェンジャー®」(特許出願中)を、工事現場の環境改善商品を企画・開発しているユニトライクが商品化したのが、ユニット型ウォーターチェンジャー®「バイオシンク」です。
工事現場の環境改善を進めることで、激甚化する自然災害に備えるというすぐ身近な未来から、地球全体における水資源の確保という少し先の未来まで、私たちの明日の水インフラを支えることに繋がる新しい技術です。
一般的な水処理の原理として、薬品を使用した化学処理や、活性炭や砂・フィルターなどを用いた物理処理がありますが、ユニット型ウォーターチェンジャー®「バイオシンク」は微生物の分解作用を用いた生物処理(バイオ処理)方式になります。バイオキャッチャー®の上から排水を流すことで、微生物が汚濁物質を食べ始め、排水をきれいにしてくれます。
メンテナンスもほとんど必要とせず、水をどんどん流すだけできれいな水が生まれます。山に降り注いだ雨水が地中を通過していく中で浄化され、きれいな湧水になるのと同じようなシステムと言えます。
微生物は排水の中に含まれており、使っていくことで微生物が増えていきます。使い捨てのフィルターなどは一切使わない、自然の生態系を使ったシステムです。
仮設トイレ脇でシンクの水を再利用!
雨水の貯水タンクを設置し、水が足りないときは
雨水を浄化し使用、電源は全て太陽光。
3カ月運用時の水質は浴槽水の基準をクリア
浴槽水水質基準項目 | 単位 | 試験の結果 | 試験の方法 |
---|---|---|---|
濁度 | 度 | 1.0 | 平成15年度厚生労働省告示第261号 |
過マンガン酸カリウム消費量 | mg/L | 16 | 滴定法 |
大腸菌群数 | 個/mL | 0 | デソキシコール酸塩培地法 |
レジオネラ属菌数 | CFU/100ml | 10未満(定量下限値) | レジオネラ症防止指針 |
試験所:新潟県分析センター
仮設トイレ脇でシンクの水を再利用!
接触感染を防ぐため、シンクの水は出したままにし、
15時から22時まで途切れることなく循環利用
※来場者数28万人(2日間)
試験実施機関:長岡技術科学大学 水圏土壌環境研究室
サンプル | 処理水 | 処理前の水 |
---|---|---|
pH(-) | 6.79 | 6.91 |
EC(mS/m) | 16.7 | 16.95 |
色度(度) | 2.91 | 2.26 |
濁度(度) | 2.25 | 2.91 |
CODcr(mg/L) | 16.4 | 20.8 |
COD Mn(mg/L) | 7.8 | 10.2 |
TN(mg/L) | 1.74 | 1.96 |
TP(mg/L) | 0.23 | 0.33 |
NO2‐(mg/L) | 0.02 | 0.02 |
NO3‐(mg/L) | 1.19 | 1.26 |
一般細菌(CFU/mL) | 0 | 56778 |
大腸菌(MPN/100mL) | 0 | 0 |
大腸菌群(MPN/100mL) | 0 | 0 |
塩素濃度(mg/L) | 0 | 0 |